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商品開発ストーリー Product development story

ウォシュレット開発の原点

お客様のニーズを自らの技術シーズで製品にする

 ウォシュレットの新商品開発にあたり、まず何より開発の原点となるのがお客様からの要望や意見である。当社はウォシュレットの開発製造会社であり、常日頃から販売等の場面でお客様と直接接点を持っているわけではない。しかし、販売会社やTOTO本社や当社のマーケティング担当と強力なタッグを組み、お客様の生の声を聞き、ニーズの把握に努めている。


 要素研究グループの橋詰は言う、「フチなし形状なんて苦労してまで実現させる意味があるのかな?」と疑問を感じていました。しかし、ある時お客様にヒヤリングをした時にウォシュレット自体が便器掃除の邪魔をしているということに気付かされたのです。三段ノズルでフチなし形状を実現させて、またそれを使ってもらったら、「これで便器が掃除しやすくなるわ。」という言葉をいただきました。

 お客様に使ってもらう商品だからこそ、何よりもまずお客様の意見を聞くことが技術開発・商品開発の第一歩なのだ。  もうひとつ新商品開発の原点となるのは基礎技術の研究である。ニーズがあってもシーズがなければ商品化できない、あるいは中途半端な商品しか開発できないことになってしまう。それはお客様にとっての不満足であると同時に開発者にとっても不満足なことでもある。お客様の満足のため、自分自身の開発者魂の満足のため、開発者たちは日々、それぞれの担当分野で要素技術の向上に励んでいる。

研究部 要素研究グループ 橋詰 賢二

研究部 要素研究グループ

橋詰 賢二

 新技術や新機構開発の原点は色々なところにあります。まず、技術系の展示会や見本市はその目的のために開催され開発に直結するものですから必ず足を運びます。他にも、ある意味一番の発想の原点と言っても過言ではないのが、全く別分野の他社製品に使われている技術です。一般的に売られている様々な商品に使われている色々な技術を日ごろからよく観察するということも発想の原点だと思います。おもちゃや家電製品等は、安く・安全に・丈夫に作られているものですので、その技術を自分が理解することはとても参考になります。
開発部 複合商品開発グループ 中尾 早希

開発部 複合商品開発グループ

中尾 早希

 今回の商品開発においては、最初にデザイン案を見せられた時に、「わぁ〜綺麗なデザイン、この形を壊さないようにデザインしなくちゃ・・」と思いました。でも実際にやっていく中で強度や着脱方法の制約でどうしても最初のデザイン画通りっていうわけにはいかない部分があってとても残念でした。次の開発では絶対にクリアしてやるぞと心に誓いました。
研究部 材料研究グループ 濱北 明希

研究部 材料研究グループ

濱北 明希

 私はプラスティック樹脂の研究を担当していますが、お客様から直接的に「このプラスティック素材がよいですね」と評価をいただくことはありません。でも、安っぽく見えたり洗剤で変色したりとプラスティック素材がよくないとウォシュレット全体の評価を下げることになります。見た目や触り心地にやさしく、薬品や荷重には強い。高いレベルでそれらを両立させられるよう開発を続けています。